3月16日は真昼間にJR宇都宮線の小金井駅始発の沼津行きに乗って、およそ4時間掛けて終点の沼津駅まで乗り通してきたよ。以前に宇都宮駅始発の伊東行きに乗って4時間ぶっ通しで乗ったことがあるけど、今回はもはやJR東海管轄の沼津駅だからね。
JR宇都宮線内には沼津行きというと早朝か夕方といういずれもピーク時間帯に走っているイメージがあるんだ。だから最初から車窓動画を記録したりすることは諦めていたんだけど、しっかり調べてみれば小金井駅から13時57分発の沼津行きが出ていることが分かって嬉しい。沼津に着くのは17時41分で、ここ最近は日が上にいる時間が伸びているし、まだ終点に着いても明るそうだよね。
というわけで小金井駅にやってきたよ。平日の真昼間ということで、駅のホームにはほとんど人がいなかったから、折り返しの沼津行きの電車にはクロスシートの良い場所に座ることができたよ。ひとつ惜しかったのは、墜落インバーターの音がしない機器更新済みのE231系だったことだね。もうほとんど更新がなされてしまっているし、狙って乗るのも難しくなっているのが寂しい。
そうはいっても、MT73形の主電動機の音は機器更新後も変わっていないから、発車して速度が乗ってきてからの音は以前と変わらずだよ。浦和から赤羽間や東海道線の区間はスピードを出すことが多いのだけど、そこでMT73形の大爆音を聞くことができるからみんなも聞こう。特に120キロくらい飛ばしている最中で一気に駅の停車まで持ってくる速度を落とた時の主電動機の音がぞわぞわするんだ。
熱海駅にたどり着いたら、ここからは先はJR東海のエリアになるよ。熱海駅に近づくと車内で接近案内の放送が流れるけど、そこで「JR東日本をご利用いただきましてありがとうございました。」と流れるんだ。ならそう来たら熱海駅発車時に「JR東海をご利用いただきましてありがとうございます。」と流れるのかと思ったらそんなことはなかったよ。そこはあってもいいじゃない。熱海駅から先の函南や三島などの駅や駅ナンバーの放送などにも対応しているんだし。
難癖みたいなことを頭の中で思いながら沼津駅に着いたよ。予想通り薄暗くなってしまったね。当駅止まりになってしまったこの電車は折り返して宇都宮線直通の宇都宮行きに化けるよ。オレはこの電車に再び乗って帰ったよ。沼津駅にいた時間は30分未満。もはや観光でもなんでもなく電車に乗るためだけだね。でもこれでいいんだよ。オレにとって電車の床下から奏でる楽器の音を長い時間聞きに来ただけみたいなものだしね。
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