4月10日は青春18きっぷの春のシーズンで使える最後の日。無駄にするわけにはいかないから、とりあえず海を見に行こう。以前から海を見るために度々お世話になっていた房総の方ではなく、今回は東海道線の熱海付近を攻めてみることにしたよ。
やってきたのは根府川駅。熱海駅のひとつ北に位置する駅だよ。ホームから海を見渡せる駅の中で多分一番楽に向かうことができる駅のひとつだと思うんだ。この駅構内の景色の良さから、テレビのロケ地として使われていることが多いんだって。ロケ地にもなっているということを知ってボタンちゃんも興奮しているよ。
綺麗でのどかな駅だけど、かなり前に列車が転落する事故が何度かあって、根府川駅付近の海の底では昔の駅の欠片などが詰まった土砂が溜まっているらしい。悲惨な歴史があったからこそのこの綺麗な景色と考えると目がしみじみとしてくるよ。
根府川駅だけ見て他の場所に向かうのも勿体ない気分だから、周辺の道をぐるっと回ったりもしたよ。路地裏の道が険しかったり、いかにも海が近い街並みな感じがいいね。歩いている最中にみかんの直売所も見られたよ。あとで調べてみたら、根府川付近ではみかん園が沢山あるらしい。昔と違って数は生産数はかなり減っているらしいけど、せっかくだから買って食べたかったけど、時すでに遅し。
根府川駅はお別れして、次は隣にある熱海駅に着いたよ。さすが巨大な観光地というだけあって、コロナで騒がしい中でも人が思った以上に賑わっているね。温泉街特有の水路から湯気が出ている様子が見られたり、硫黄の匂いが漂っているような場所があったよ。実際に温泉に浸かったりはしていないけど、この匂いを嗅いだり、狭くて急な坂の路地裏を歩けただけでオレはもはや満足だよ。
沢山のお土産屋さんがひしめき合った商店街を通って奥まで向かうと、山の上に連なっている旅館と海の光景が見られるよ。これもまさに観光地という感じだけど、ブログを書いている最中に冷めた思考になってしまったんだ。この山の上に沢山の旅館を作るために、元々あった森林を崩して建てたものなんだなって。もはやオレは西表島辺りにでも行ったほうがいいのかもしれない。いずれ行ってみたい場所のひとつではあるんだけどね。
埼玉県民なら海を見られただけで満足するはずだけど、房総のような満足した感覚にならないのは何でだろう。有名な観光地というだけあって、そこら中に高そうな旅館がひしめき合っていたり、通りに人が多かったからかな。でも観光地独特の路地裏を歩いたり、硫黄の匂いを吸えたのはオレの中ではこのご時世のストレス発散ができたよ。ありがとう熱海。ありがとう根府川。
熱海いいですねー。熱海といったら有名な秘宝館にまだ行ったことないからコロナ明けたら行きたいです。
秘宝館というのは初めて聞いたので調べてみたら、なかなかレトロなオーラが漂っていて行ってみたくなりますねwこれはメモっておかないと。ありがとうございます!!