かみさまみならい ヒミツのここたま 第131話「こころのたからもの」「めいたんてい おシャーロック」の感想
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第131話では、カンナがこころちゃんとラキたまの関係の深さを確認しつつ、こころちゃんが最初の頃から抱えていた色鉛筆の悩みが晴れたお話と、1人前パンツを誰が持っているか探るために名探偵おシャーロックとなって推理するお話の2本立てだったね。
色鉛筆はずっとなくならないよ
かれこれ131話目に突入しながらも、こころちゃんはラキたまのために緑色を使うのを我慢していたんだね。こころちゃんの気持ちはよく分かるけど、その我慢のために何十枚もの画用紙やノートに不完全な絵を描くくらいなら、早めにこのことに気づいて欲しかったよ。色鉛筆の神様としても、こころちゃんの好きな色のない世界なんて望まないだろうしね。
こんな大事なことに今更気づくなんて遅すぎるよ。嫌な予感しかしない。ラキたまは言わなかったけど、1人前のここたまとして大空に旅立つ時がそれほど遠くないのかもしれない。こころちゃんもしもの時のために、これからの思い出は全部色鉛筆で描いていこう。残り少ない緑色の色鉛筆でもためらわずに。もしもお別れすることになっても寂しくならないようにね。
おシャーロックの限界
ラキたま達の頭脳であるおシャキが本気を出したね。おシャーロックとなったのが今回で初めてだったのかどうかはわからないけど、少なくとも1人前パンツを見つけ出すことよりも、犯人をみんなの前で吊るし上げたいという気持ちが強く伝わったよ。その気持ちとってもわかるよ。おシャキは普段から良いように使われているし、ストレスが貯まっているに違いないよね。だからオレはおシャキの闇を想像してしまったんだよ。犯人をすぐに吊るし上げ、もがくようならおシャーロックの推理力で論破して、相手をとことん追い詰める。そんな野望が。
でも熱が高まりすぎたみたいだね。証拠不十分なニーチエのパンツを引っ張ることに夢中になって、周りの人間に対する警戒心が薄れてしまうどころか、完全に犯人扱いしたニーチエに助けられる有様だよ。ミシルよりはマシだとしても、こんなやり方で本当にいいのか。悪徳警察なんかと変わらないぞ。初めてニーチエに出会った時のお話を照らし合わせるように、おシャキも冷静になれなくなると我を忘れてしまうんだ。
最後も身内のここたまのアリバイを確認して自ら諦めてしまうという粗さ。おシャキならもっと粘ってくれると信じていたのに。次回以降のどこかでまさかのおシャーロックの隠れ捜査編が始まることを願っているよ。
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