キティちゃんに改めて2月に来ることを約束したよ

閉園まであと僅かというところで、ハーモニーランドから帰る人達をお見送りするためにキティちゃんがハーモニービレッジに来てくれたよ。まだ雨がパラついていたためか、キティちゃんはレインコートを着ていたよ。

キティキャッスルでも話したけど、ここでも来年の2月にハーモニーランドに来ることを伝えたんだ。相違ないか確かめるために、キティちゃんが手で2本の指を示して2月で間違いないかどうか確かめてくれたよ。

キティちゃんがブルブルと震わせて、オレに対して無茶な服装で来ないように警告もしてくれたよ。キティちゃんに言われなくとも無茶話ないよ。無茶をしてキティちゃんを心配させるようなことはしてしまっては元も子もないからね。

ここでも執念深く、来年の2月にルビーちゃんが来るかどうか聞いてしまったんだけど、それについてはまるでお手上げと言い切ってしまうくらいに分からないみたいだよ。何もそこまでしなくても。

来年の2月もルビーちゃんに会いたい。オレはその想いをキティちゃんにぶつけた。すると、想いが通じたのか、指切りげんまんをしてルビーちゃんを出すことを約束してくれたよ。いくら世界のキティちゃんといえど指切りをするほどの約束をしてしまって大丈夫か。世界のキティちゃんがどの程度ルビーちゃんを動かすことができるのか乞うご期待だね。いや、そんな冗談みたいなことは言わずに、オレはただただ信じます。

ルビーちゃんと合わせてくれるように指切りはできても、オレが2月のいつ来るのかが分からないとルビーちゃんと合わせられないということをキティちゃんに言われたよ。そう言われても、まだ飛行機の便の予約をしていないんだよね。それをキティちゃんが知ると、失望するようにがっくりと肩を落としたよ。

オレが強く願ったにも関わらず、こんな初歩的なところで希望が打ち砕かれてしまうとは。指切りをしたとはいえ、2月のどこに来るかも分からずにルビーちゃんをハーモニーランドに呼べないよね。残念だけど、最終的にはオレのラッキー運に頼るのみ。ルビーちゃんが来てくれることを手持ちのラッキー運に賭けて祈ろう。

そろそろ本当にキティちゃんとはお別れ。お別れをする時にも改めてキティちゃんがオレに向かって手の2本指を示して2月で間違いないか確認してくれたよ。オレはとっさにキティちゃんと同じように手を出して確認し合って、目線で2月に会うことを誓ったんだ。

キティちゃんが見えなくなるまで手を振ってお別れしたよ。長々と話に付き合ってくれてありがとう。最終日である今日の天気はあまりよくなかったけど、珍しい場所でルビーちゃんと沢山触れ合えたり楽しかったよ。

ハーモニーランドからはタクシーを使って、大分空港行きのバスが停まる日出バス停まで向かうよ。タクシーが来るまでの間、入場ゲートが閉まったハーモニーランドを見るオレ。入場ゲートの閉まって周りが暗くなったハーモニーランドを見れば見るほど、今日帰らないといけないことを実感して寂しくなるね。

天ぷらうどんを食べて癒されよう

ハーモニーランドからタクシーで数キロ向かった先にあるローソンで、大分空港行きのエアライナーというバスに乗って無事に大分空港にたどり着いたよ。行く時は短く感じたハーモニーランドへの道のりだったけど、帰る時は逆に長く感じるね。楽しい場所から遠ざかっていく感覚は何度味わっても慣れないよ。

飛行機の搭乗時間まではまだ時間があるし、キティファンの人と一緒に夕食を済ませながら寂しい心を温めることにしたよ。今回は以前にもお世話になったと思う「和風レストラン なゝ瀬」で「天ぷらうどん」を食べてみよう。

天ぷらが上の乗って脂っこくなっているうどんは少し遠慮しがちなんだけど、そんな考えは家に置いてきたよ。大分空港でしか食べられないうどん、そしてうどんのどんぶり並に大きい天ぷら、どれもここでしか食べられないものだから、遠慮していたら勿体ないよね。

天ぷらうどんでここまで大きい天ぷらに出会ったのは記憶の中で初めてかもしれない。この食べ応えのある天ぷらがまさにハーモニーランドの思い出を家に帰るまで薄めてくれるようで、オレにはいい薬だったに違いない。この大きな天ぷらの味を口の中に残しながら、数時間後の飛行機に搭乗して帰っていったよ。ありがとう天ぷらうどん。ありがとうハーモニーランド。また来年の2月に来ます。