キティキャッスルで再びミミィちゃんと沢山お話ししてきたよ
ルビーちゃんだからこそできる驚ろかし方はとてもオレには真似はできない。驚ろかしつつも癒しを与えてくれる、あの驚ろかし方はとても真似できない。あとで動画を見て勉強をしようなんて思ったけどオレは諦めるよ。そんな思いを抱きながら、キティキャッスルにお邪魔しよう。
再びミミィちゃんに褒められる
誘われているかのように中に進むオレ。中にいるのはキティちゃんかミミィちゃんか全くわからない。一体誰に誘われているのか。今日散々尽くした相手が誰かを考えれば、中にいる相手を導き出すのはそう難しくはなかったよ。
やっぱりミミィちゃんだったね。オレと目が合うと、パレードが行われる前にここで描いたことを心から感謝しているかのように、深いお辞儀という名のプレゼントをもらえたよ。ありがとう。
そこまで褒められるようなことをしたかどうか悩んでしまったけど、ミミィちゃんの深いお辞儀に圧倒されてしまったオレも、ついつい釣られて深いお辞儀をしてしまったよ。朝に乱暴な様子をさらけ出してしまったから、ミミィちゃんが慎重になっているのかもしれないね。
そこまでされると、あんな急いで描いたものでよかったのか疑問を抱いてしまうんだよね。そのことをミミィちゃんに打ち明けると、オレを心から励ますように大きな丸を手で表現して、大満足していることを表してくれたよ。
それで調子付いてしまったのか、ミミィちゃんにうっかり100点満点かどうかを聞いてという失態を犯してしまったよ。こんな失礼なことをして調子付いているオレに対して、ミミィちゃんからはためらいもなく100点満点を頂けたよ。ありがとう。例えお情けであったとしてもオレは嬉しい。
また機会があったら描くという表明をミミィちゃんにするオレのノリにうまく応えるかのように、また深くお辞儀をしてお願いするミミィちゃん。朝の一面を見ているオレとしては、この流れをミミィちゃんは待ち望んでいたんじゃないかと疑ってしまうんだ。無駄に持ち上げて、キティちゃんよりも最高の絵を沢山ゲットするという作戦だね。
流石のオレも明らかに調子に乗っていることに気づいたのかもしれない。やっぱりもう十分かどうか尋ね、ブレーキを掛けようとしたよ。ミミィちゃんも同じく我に返ったためか、絵はもう構わないという遠慮のお返事。オレは幸いにもリクエストのループを避けることができたというわけだ。助かった。
やっぱり描かれた本人であるキティちゃんに持っていてほしい
ミミィちゃんは一旦お家に帰り、キティちゃんが交代で登場したよ。キティちゃんを見たオレは、思わず朝に描き終えたパレードパラレルの衣装を身にまとったキティちゃんの絵を思い出したんだ。
パレードパラレルで見せた絵と再びご対面。さっきの絵を覚えていてくれたかのように指をさして、拍手して褒めてくれたよ。何度もありがとう。こんなに褒めてくれる様子を見て、オレがこの絵を持ったままでいいのか。オレがこの絵の立場になれば、世界で有名なキティちゃんの部屋に飾られることを望むはず。
オレは判断に迷いはなく、すかさずキティちゃんにプレゼントすることを伝えたよ。ここに来るたびにプレゼントしているのに、まるで初めて貰うときのような驚き方。そんな驚きを見てニヤつくために頑張って描いているのかもしれない。動画でのキティちゃんが驚く瞬間を見るたびに思うね。
早速スケッチブックから切り離さないといけないね。いざ切り離そうにも、なかなか力が入らないせいか、うまく切り離せない。思いっきり力を使ってもいいけど、下手をすればキティちゃんの絵が悲惨なことになってしまう。力のコントロールがうまくできず、情けない気持ちになりながらもキティちゃんに委ねることにしたよ。描いた人が目の前にいる中で切り離すという手に汗握る作業。キティちゃんも緊張を隠せない。その表れとして綺麗なパレードパラレルの衣装で汗を拭うという珍しくはしたない場面が見られたよ。
オレとは違って手が毛で覆われていて、手が毛で覆われていないオレとは違って不利にも関わらず、世界のキティちゃんの手慣れた手つきを見せつけるかのように、あっさりと切り離してみせたよ。おめでとう。キティちゃん自身が達成できた喜びのあまり拍手し、それに釣られてスタッフさんも思わず拍手。オレはキティちゃんが喜ぶ様子をニヤニヤしながら見ていただけ。それでいいのか。
そんな喜びの表情を隠せないキティちゃんがちょうど絵を持ってくれているところの写真を撮らせてもらったよ。ありがとう。このポーズは一体何を主張したいんだろうと思ったら、何と絵に描かれたポーズと一緒だった。世界で有名なキティちゃんの気配りという名の遊び心をオレは目の当たりにしたね。
写真を撮らせてもらった後、キティちゃんが周りに描かれているリボン全体を指して、絵を胸にギュッと抱きしめていたよ。そういえばキティちゃんといえばリボンだったね。リボンを沢山描けば高評価。オレはキティちゃんがもっと喜ぶであろう絵のヒントをゲットしてしまったか。やったね。
キティちゃんを驚かせてみる
ルビーちゃんに散々驚かせて空振りに終わり、オレが逆に指導されてしまうという逆転現象が起きてしまったけど、キティちゃんでは果たしてどうなるんだろうね。試してみようよ。
いきなり驚かせずに、まずは大雑把にハロウィンを楽しんでいるか話を振ってみよう。やっぱりハロウィンバージョンになっているパレード中に観客のお友達とハロウィンダンスを楽しんでいるだけあって、意識にダンスの振り付けをしてしまうぐらいに楽しんでいる様子。みんなと踊るダンスは楽しい。
そんな楽しい話題を振ったオレがぶった切るように、オレがキティちゃんを思いっきり驚かしたよ。残念ながらルビーちゃんと同じく滑ってしまったかもしれない。1度目を驚かした時の、オレが何かしているということに辛うじて気づいた程度の反応を見れば明らか。2度目は驚いていたけど、これは十中八九お情け。やっぱり世界のキティちゃんは様々なことに強い。オレごときが勝てるわけがないんだ。
やられたらやり返すというキティちゃんとしてのプライドがあったのか、ルビーちゃんと同じく貯めに貯めて思いっきりお返ししてきたよ。ルビーちゃんもすごかったけど、パレードパラレルにとどまらずに世界で活躍しているというだけあって、驚かせ方も世界クラス。オレは世界クラスの驚かせるという演技を目の当たりにしたんだ。驚かされたのと同時に感謝も忘れずに。
オレだってそれなりに驚かせられるという負け惜しみをするかのように、ルビーちゃんを驚かせたら驚いていたという嘘のアピールを反射的にしてしまったよ。男としてのプライドが働いてしまったのかもしれない。余計なことを言うのはやめよう。
さらにオレが無意識にルビーちゃんに驚かれても可愛いから対して驚かないなどという嘘を吐いてしまったよ。これは暗にオレがルビーちゃんなら多少頑張れば勝てるという見下してしまう意識の表れかもしれない。
そんなオレの心の闇を目の当たりにしたキティちゃんは、驚かなかったら悲しんでしまうから、そんなことは言わないで欲しいというルビーちゃんのために提案がなされたよ。オレが思いっきり驚かせてお情けで驚いているフリをしてくれたキティちゃんだからこそ説得力があるよね。これは暗に込められた皮肉というものなのか。
やがて話は変わり、スタッフさんはオレが着ている服に改めて注目したよ。昨日と同じくジュエルペットの浴衣を身につけていたから、さすがに目に止まっちゃうよね。
スタッフさんが話を振ったからキティちゃんもすごい衣装だということで軽く拍手してくれたけど、やっぱりお情け拍手。キティちゃんの絵を描いて喜んでくれたのと同じように、キティちゃんの浴衣を身につけていたら凄まじい驚きが見られたかもしれない。その辺はキティちゃんのファンにお任せして、オレはオレのやり方で喜ばせていこう。無理してお情けになってしまうのはよくないよ。
キティちゃんとは一旦お別れしてミミィちゃんと交代。オレでさえも忘れかけていたスケッチブックから切り離した絵をキティちゃんはしっかり覚えていたね。そのまま帰るのかと思いきや、帰る途中で絵を指をさして忘れるところだったという仕草がちょっとあざとい。本当はしっかり覚えていたんでしょう?
ミミィちゃんにだって驚かせたりトリックオアトリートしちゃうよ
キティちゃんと入れ替ってミミィちゃんが遊びに来たところで、さっきキティちゃんに反撃をされるほどの勢いで驚かせてみよう。内気な性格だから、キティちゃんと違って驚きの耐性は多少たりともなさそうだから、リアクションにちょっと期待しちゃうよね。
残念ながらオレの予想とは裏腹に、キティちゃんみたいに驚いてはくれなかったよ。それどころか、キティちゃんのようには行かないわよと言わんばかりのリアクション。今度こそはと何度も試みたものの、ミミィちゃんが驚くような様子は全く見せず、ただただ滑るのみ。
文化祭によくあるお化け屋敷で、驚かせる役の人が驚かすことに失敗して滑った時のようなシチュエーションを思い出したね。お化け屋敷の例と違うのは、周りのスタッフさんにオレ自身がオレの擦り傷に塩を塗り込んでしまうような行為をひたすら見られてしまうということ。今度驚かせようとするときは、他の人のやり方をもっと参考にする必要がありそうだね。
ミミィちゃん相手では滑ってしまったものの、キティちゃんは純粋に驚いてくれたことを報告して、ふと思い出したようにミミィちゃんにトリックオアトリートを仕掛ける話に繋げたよ。
残念ながらミミィちゃんは何も用意していなくて、身体中から動揺が溢れていたよ。これだけ慌てる様子が見ることができて満足だけど、オレはそれだけでは満足しなかった。思い切って近くにあるキティちゃんの大きいぬいぐるみなどをお菓子の代わりに欲しがってはみたものの、これだけは渡せないと言わんばかりの様子で、オレの目線から見えないようにミミィちゃんがブロックして来たよ。
いずれもミミィちゃんの判断だけでなく、キティちゃんからも確認を取らないといけないらしい。ここにあるものはミミィちゃんだけのものではないからね。冗談半分とはいえ、困らせるような話を振ってしまってごめんね。
もう少し奥に方を見渡すと、キティちゃん達の大きいぬいぐるみが置かれている先には、お菓子を詰めるのにちょうどいい大きさの何も入っていないバスケットが置かれていたよ。これはミミィちゃんにちょうどいいと思って、バスケットに指をさしてミミィちゃんに話を振ると、まるでハロウィンではこうやってお菓子を配るのだと周りの人たちに見せつけるかのように、バスケットからお菓子を取り出してみんなに配る様子を見せてくれたね。
もしもバスケットにお菓子が詰まっている本番の時だったら、これだけみんなにお菓子を配ってくれるのかどうかと疑ってしまうんだ。朝のキティキャッスルで欲に満ちた様子を見てしまった後だと尚更ね。あまり疑う考えはよくないけど、こればかりはミミィちゃんが悪い。
疑いながらも可愛くお菓子を配る様子を見ていたら、いきなりバスケットをオレに渡してきて、今度はミミィちゃんがさっきまで配る様子から真似をしてと言っているかのように、ミミィちゃんがオレに向かってトリックオアトリートしてきたよ。
今回はオレが全くお菓子を用意して来ていなかったけど、ミミィちゃんが今度までにバスケットが溢れるほど沢山詰めて持ってくるように提案されたね。その量はまるでギャグ漫画でご飯を盛る時のボリューム。ミミィちゃんはどれだけお菓子を欲しているのか。そこまでされたら、もはやルビーちゃんとタメを張れるほどの欲を持っていると言ってしまっても弁解できないよね。こうやってミミィちゃんのお菓子に対する欲はルビーちゃんと等しい説が一歩ずつ近づいていくんだ。
お菓子は渡すことができないから、代わりに絵を渡せるという話をして、ミミィちゃんには納得してもらったよ。ミミィちゃんからの提案で、今度描く絵はパレードパラレル ハロウィンVer.でおなじみのハロウィン衣装のミミィちゃん。ハロウィン衣装のミミィちゃんの鮮明な写真は無かったものだから、大きい一眼レフカメラを持っているキティちゃんファンの人に写真を借りて絵を進めることにしたよ。これもまたミミィちゃんからの提案。
お菓子がもらえないと分かったから、とっても美味しいお菓子の代わりにとっても出来の良い絵をゲットしようと、冷静ながらも頑張っているように見えるミミィちゃんが可愛いよね。子供の頃のオレを思い出すよ。
ミミィちゃんの甘えに揺さぶられてしまい、思わずお菓子の代わりに絵をプレゼントすると言ってしまったオレ。数時間前に絵をプレゼントしたばかりなのにね。1割程度の公開を抱いていたためか、今までキティちゃん達に沢山の絵をプレゼントしたことを愚痴のようにアピールをしてしまった上に、お菓子の見返りを求めてしまったよ。今更ながら悪いことをしたし、結構恥ずかしいね。ごめんなさい。
オレの愚痴を聞いてくれたミミィちゃんは、まだどこかにお菓子があるかもしれないと、バスケットが置かれていた下の空いているスペースなどをひたすら探してくれたよ。ミミィちゃんの衣装のどこかにこっそり隠しているんじゃないかという冗談にも素直に受けて確認してくれたし、ノリの良さをオレは感じたね。当然のことながら、服の中からはどこにもお菓子は見つからなかったね。
お菓子をもらえなかったために、今回のハッピーハロウィンタイムでルビーちゃんに会った時のことを話したんだ。性格的にお菓子を欲しがる側にも関わらず、特に嫌そうな様子もなくお菓子をくれたことをミミィちゃんに話して、ミミィちゃんがオレに沢山のお菓子をプレゼントしてくれるように誘導するオレ。無意識にそんなことをしてしまって、オレの欲深さが露骨に出てしまっているよね。オレはもっと落ち着こう。
オレは素直に諦め、ルビーちゃん繋がりで、ミミィちゃんとキティちゃんはどのくらい食いしん坊かの話に切り替えたよ。ミミィちゃん曰く、ミミィちゃん自身は全くそうではなくて、キティちゃんはほんのちょっと食いしん坊らしい。これだけだと分かりづらいから、オレがどんぶりのおわんで聞こうとしたんだ。すると、ミミィちゃんは並みの大きさで、キティちゃんはその辺のフードファイターを脅かすほどの大きさで例えだしたよ。こんなことをサラっと言ってしまっていいのか。近くにキティちゃんがいないからいいものの。
さすがのオレも恐怖を覚えたのか、ミミィちゃんを止めるべく、近くにキティちゃんがいるかもしれないことを話したよ。ミミィちゃんが内心覚えていそうな様子で自身がいる周辺にいないかどうか確認して、オレに向かってバッチグーという達成感の溢れるアピール。こんなオレは全く問題ないみたいに言っているけど、キティちゃんがいたら驚かせちゃおうなんて言ってるオレも問題だからどっちもどっち。もう色々と破綻してしまっているよ。
そもそもこの時間はプラザステージで「キティズドリームファクトリー」が行われているから、近くにキティちゃんがいるわけがないよね。もうこの話はやめよう。
ミミィちゃんと卓上カレンダーを鑑賞
前々から触れようと思っていたけど、今回思い切って卓上カレンダーに触れてみたんだ。卓上カレンダーの9月のページを飾る写真はキティちゃんともんきちくん。卓上カレンダーに写っているキティちゃんに指をさすと、ミミィちゃんがさっきの絵の話とうまく繋げてきて、ミミィちゃんと一緒にキティちゃんも一緒に描いて欲しいと提案されたよ。
こんなこと言ったら言い訳になってしまうけど、1人から2人になると絵を描く上での難易度がかなりアップするからね。ミミィちゃんの無茶振りには何とか応じたいけど、時間が無くてキティちゃんも入れてあげられなかったらごめんね。
カレンダーをめくれば、屋根のできていないハーモニービレッジ内で撮られたものがたくさん写っていたよ。屋根が完成してからそれほど月日は経っていないと思うけど、写真を見たらずっと昔のことのように錯覚してしまうよね。
まだ1年くらいしか経っていないはずだけど、そう思ってしまうのはオレが老いてきたからなのか。ミミィちゃんやお姉さんが、時々写真に写っているダニエルくんにメロメロになりながら楽しくカレンダーを見ていたはずが、ちょっと寂しい気持ち。
一緒にじゃんけんをしようよ
明日はハーモニーランド旅行の最終日だけど、もし時間が空いていたらルビーちゃんと足じゃんけんをしたいという目的があるんだよね。その前に、今まさにミミィちゃんと暇を持て余していたから、事情を話して足じゃんけんの予行演習に付き合ってもらったよ。
足じゃんけんを提案しながらも、最後にミミィちゃんが乗り気になった時に1度やった以外は全部手のじゃんけんで勝負を挑んだよ。途中で一度だけスタッフのお姉さんとミミィちゃんとで3人じゃんけんをやった分も含めて4回やって、オレは3勝1敗。足ならどうだとミミィちゃんが挑んだ足じゃんけんも勝利。
度々行われるルビーちゃんの後出し不正にも打ち勝てるほどの勝率だよね。ただし、オレがもしもここで運を使い果たしてしまい、ルビーちゃんと足じゃんけんをやる機会が訪れた時に惨敗してしまうというシナリオも考えられるよね。しかし、ラッキー運アップなルビーちゃんをひいきにしている者として、ラッキー運アップの源であるルビーちゃん本人とどちらがラッキー運に恵まれているか試される所だから、当日はどうなるかなんて考えずに冷静に真剣勝負をしていこうじゃない。
今回はほぼ惨敗してしまったミミィちゃんだけど、相当悔しかったからなのか、キティちゃんがルビーちゃんのように不正するか聞いてみたら、全く不正しないと言い切らずに、ほんのちょっとだけはすると明言したよ。自分自身に対しては全く不正しないと言っていたのにね。オレも含めて周りの人たちには秘密にするようにと言われたけど、そんな陥れるようなことを言ってしまって大丈夫なのか。オレは知らないぞ。
この後はキティちゃんやぼんぼんりぼんちゃんのファンの人たちとキティキャッスルで合流したよ。ここでもミミィちゃんがトリックオアトリートをしてお菓子を求めてきたものの、オレと同じように何も渡せなかったね。とはいえ、オレは絵を何度かプレゼントしたから、それで何とか許して欲しい。ごめんね。お菓子の期待感をより一層の期待感を抱かせたところでミミィちゃんとはお別れ。今日一日ありがとうミミィちゃん。
キティちゃんにもトリックオアトリート
ミミィちゃんはお家に帰り、今度はキティちゃんが遊びにきたよ。キティちゃんが来て、ふと思い出したんだ。キティちゃんには驚かせるだけ驚かして、トリックオアトリートをするのを忘れていたよ。
ミミィちゃんとは違ってキティちゃんからお菓子がもらえるかと期待感を抱きつつトリックオアトリートをしてみたものの、逆にキティちゃんからトリックオアトリート返しをされてしまったよ。
残念だけど、オレが渡せるものは何もないんだ。だからお菓子の代わりに絵ではダメなのか話したんだけど、納得してくれたミミィちゃんとは違って、キティちゃん相手では、あれはあれ、これはこれと、お菓子をくれないとダメだということをグイグイと言ってきたよ。
実はオレが背負っているリュックの中にお菓子があるんじゃないかと疑われたり、オレの目をじっと見つめてきて暗にお菓子をせがむような姿勢を取ったりと、まるでさっきまでのミミィちゃんとオレの立場が逆になったかのようだよ。
もしかしたら、さっきまでオレがミミィちゃんに必死にトリックオアトリートしたことがキティちゃんにバレてしまい、キティちゃんが仕返しをしに来たのかもしれない。姉妹としての絆を見ることができた貴重な場だった。
リュックの中にお菓子が何もないことを確認できたところで、ちょうどキティちゃんとは一旦お別れの時間になったよ。オレはひとまず難を逃れたことになるのか。よかった。今日は一日キティキャッスルで遊んでくれてありがとう。
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