かみさまみならい ヒミツのここたま 第47話「ここたま活動大作戦!」「赤ちゃんここたま ニコリでにっこり」の感想
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- カテゴリー: アニメ, かみさまみならい ヒミツのここたま
第47話では、夏休みを遊び過ぎた代わりに、夏休み終了初日は疲れるほど全力で全員がここたま活動をするお話と、のぞみちゃんが赤ちゃんの頃から持っていたタオルからニコリが生まれて、ビンコとレンジ達やのぞみちゃんもあたふたしてしまったお話の2本立てだったね。
これだけここたま活動をしても全く出ないハッピースター
おシャキとラキたまが仕掛けたであろう、楽しいスリッパもとい鈴の付いたお父さんのスリッパ。よりにもよって、より間近でお父さんを見守っていたおシャキがこんなヘンテコな仕掛けを施したのは謎だよ。家族の前では笑顔で振る舞っていても、おシャキの目が届くお父さんの部屋では、いつも建築デザイナーとしての仕事に追われていて、目が血走っているのかもしれない。
いつも見守っているおシャキと謎のセンスが抜群なラキたまが、全力で心のオアシスを生み出すべく導き出した策が今回の鈴スリッパだったんだ。スリッパの鈴の音が響く度にお父さんが苦笑いを誘うだけだろうけど、徐々に苦笑いから本当の笑顔へと向かっていき、家族との触れ合いも自然な笑顔になっていく。それをおシャキやラキたま達が望んでいるんだよ。
しかし、これだけここたま活動を頑張ったのに、何一つハッピースターを見せなかったよね。たませんにんなんていう怪しい仙人がいるくらいだから、ハッピースターも所詮はたませんにんのように気まぐれなのかもしれない。それとも、たませんにんがハッピースターの出方を調整しているのか。人間の殆どが雑なことをしながらも物事が動いているように、ここたま達も雑なことをしながら物事を動かしている。人間もここたまも変わらないんだ。
のぞみちゃんがみんなを外に出すきっかけを作ったニコリ
のぞみちゃんが赤ちゃんの頃から愛用しているタオルから生まれたニコリ。ちょっとした不安定な動きがあざとくて可愛いし、あんまり赤ちゃんに興味のないオレでも、ほんの少しだけでもある母性本能をくすぐるよ。でも油断しちゃいけないんだ。のぞみちゃんが名前を尋ねる前に、名前の書かれた契約書をすぐに見せるという察する力。他の人が隙を見せた時の思いもよらない移動速度。あくまで見た目が赤ちゃんなだけで、ピンコ達と同じく見習いの神様であることを忘れちゃいけないよ。
今回外に出るきっかけを作ったのもニコリだよね。名前を聞かれる前に契約書を見せる力を持っているのなら、自分自身が外に出るということがどういう事か分かっているはずだよね。にも関わらずみんなの前で外に出たいことをアピールして見せるこの勇気。まさに赤ちゃんだからこそだよ。もはや赤ちゃんであることを利用している策士のようにしか見えないよ。恐ろしい。これからどんどん賑やかになっていくのぞみちゃんのお部屋。ビビットが導けないような道すじも簡単に導いてくれるに違いないね。
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