かみさまみならい ヒミツのここたま 第21話「お母さん、大いに怒る」「またまた!ノラたまトリオ」の感想
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- カテゴリー: アニメ, かみさまみならい ヒミツのここたま
第21話では、こころちゃんのお父さんがナチュラルにお母さんを怒らせてしまったために、ラキたま達がピザにありつけたお話。ノラたま達の戦いに付き合わされながらハッピースターを手に入れたお話の2本立てだったね。
贅沢な日々に疑問を抱くパリーヌ
夫婦同士の喧嘩で偶然にも食べるチャンスに恵まれた宅配ピザという贅沢の極み。今まではパンやお菓子程度だったと思うんだ。何ヶ月か前にクリスマスプレゼントして与えられた生マシュマロをきっかけとして、今回は宅配ピザにランクアップ。今度は出前寿司になるのかもしれない。
これだけ贅沢をしているのに、ラキたま達は何の違和感も覚えずにがっつりかぶりついているんだ。こころちゃんにお礼も言わず、全くの無自覚な幸福。これこそが本当の幸せ。
唯一パリーヌだけがこの幸福を自覚しているんだ。「ああ、贅沢に慣れていく自分が恐い。」なんて、そう簡単に口から出ないよね。パリーヌならではの発想なのかもしれない。所詮僕程度なら適当にぶち込んだ残飯で十分なのだと。もし残飯を出されても、パリーヌなら笑顔でいてくれる。こう考えていると、まるでマッチ売りの少女のようだよね。マッチ売りのパリーヌ。常に寂しい声でマッチを売る様子。最期は薄れゆく意識の中で最後のマッチを灯すんだ。
流石にこころちゃんと契約している間でマッチ売りの少女のような過酷な状況は生まれないけどね。パリーヌからは何事も客観的に判断できる頭の良さを感じる。知識では上回っているおシャキとは違った何かを。恐ろしい。今後もパリーヌを追っていこう。
なんだかんだで良い事をして帰っていくユラノ
今回も現れたノラたまトリオ。登場時の決めポーズや最後の爆発の演出まで、自分たちが覚えてもらえるように頑張っているよね。それなのにあっという間にラキたま達は忘れてしまうんだ。ナチュラルに辛辣。根は優しいけど、無理に威張っているユラノ達をいつかわかってあげてほしいんだ。
ユラノ達を見ていると、つくづくプライドというのが厄介な存在だというのがわかるよね。プライドさえなければ、こころちゃんからいくらでもお菓子や食料をゲットできるし、ラキたま達と仲良くできるのに、プライドがそれを許さないよ。ユラノ達の優しさも解き放てないんだ。その辺は今回の話を見て、ユラノの周りでも分かっているし、ユラノ自身もにわかに分かっているみたいだね。
そのプライドの高さには何かしら根の深い理由がありそうだけど、ここは強引にいくしかない。こころちゃんと協力して、豪華な食料で釣ってプライドを破壊していこう。ユラノのやせ我慢がどれだけできるのか試すんだ。そしてオレはユラノ達の顔が歪んでいく様をジュースでも飲みながら見守っていく。
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