かみさまみならい ヒミツのここたま 第65話「たったひとつのとくべつせき」「こころ先生のピアノレッスン♪」の感想
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第65話では、初めてジャンケンで特別席を手に入れたパリーヌが、特別席とは思えないくらいに不幸に見舞われてしまうお話と、結婚記念日にこころちゃんのお父さんがお母さんにピアノの演奏をプレゼントするために、不慣れなお父さんのこころちゃんが教えてあげるお話の2本立てだったね。
パリーヌだけが唯一体験できた沢山のスリル
特別席ができてから何百日は経っているというのに、パリーヌが今まで特別席に座ったことがないことにオレは驚くよ。どの勝負にも勝てていないのは間違いなくわざとだよね。おシャキほどではないにしても、頭も良くて礼儀正しそうなパリーヌが負け続けるなんてありえないよ。消極的なパリーヌだからこそ、自分の分は誰かが楽しんでほしい。いつもそう思っていたんだよ。でも今回は偶然が勝利に導いてくれたんだし、たまには素直に楽しもうよ。
最初は泥まみれになったこともあって、パリーヌが特別席を拒んでいたけど、そうは言いながらも楽しんでいたし充実していたじゃない。ポーチを独り占めできたのもそうだし、紙袋や帽子の特別席からの眺めや、クリーニングで綺麗になってすぐのポーチの特別席から見ることができたのはパリーヌだけ。それもこれもラキたま達が協力してくれたからだよ。もしかしたらこれがパリーヌにとって最初で最後の特別席になるかもしれないけど、それに相応しい特別席になったはずだよね。おめでとうパリーヌ。
どこで覚えたのかわからないサリーヌとパリーヌのダンス
こころちゃんのお父さんとお母さんが結婚するきっかけとなったのはエアーピアノ。つくづく思うね。貴重なタイミングというのは突然やってくるということを。誰もエアピアノがきっかけになるなんて思わないもの。
こころちゃんとお父さんが弾くピアノの音色に夢中になっていたら、貴重なタイミングを見失わないか試すように、サリーヌとパリーヌが音色に合わせて踊る様子がほんの少しだけ見られたよ。なんとか見逃さずに済んだものの、貴重なタイミングというのはいつくるかわからないね。オレはパリーヌ達に試されてしまった気がする。君はどのくらい僕を見てくれているかな?そんなことを想像しながら踊っていたのかもしれない。パリーヌの底しれない恐ろしさを感じたよ。
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