かみさまみならい ヒミツのここたま 第135話「お父さんは大いそがし」「見つけた!一人前パンツ」の感想
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第135話では、お父さんが暇人だと思われたのが原因で、家族全員から使いっ走りにされてしまい、その悩みに感づいたサリーヌとパリーヌ達がお助けしてあげたお話と、スーイ自身の力で手に入れたと思っていた一人前パンツがようやくカンナのものであることを知ったお話の2本立てだったね。
実は器用なこころちゃん
こころちゃんが作ったロケットに似たお魚救いゲーム。こころちゃんからの説明がなければどう見てもロケットなのはひとまず置いておいておこう。見た目は牛乳パックのように見えるけど、幅は指の大きさとほとんど一緒。こんな小さな紙パックは見たことがないし、こころちゃんが一から展開図を書いて作っていったのかもしれない。ラキたまとの契約で、器用になることを願いにしていたけど、もう十分器用だと思うんだ。お魚をロケットのように作ってしまうのは、もはや器用か不器用かではなくてセンスの問題。お魚を見た目通りのお魚に作れてしまったら、もはやこころちゃんじゃないんだ。
それを分かっているかのように、お父さんはお魚の造形については触れなかったんだよ。さすがお父さん。今はお魚をロケットと間違える程度で済んでいるけど、将来は今の造形をはるかに超越したものを作り上げてくるに違いないね。オレは願うよ。第2のピカソとして活躍することを。
カンナ自身の名前が滲みながらも書かれていた一人前パンツ
スーイが一人前パンツが自分のものではないと気づいた時に、すぐに逃げずに知識欲に負けてしまったのが泥沼だったね。一番良いのは気づいた時に謝ることだけど、まだその場から自然と逃げていれば結果は多少たりとも違ったんだよ。でもスーイの知識欲は罪の意識さえも吹き飛ばしたんだ。スーイは何かを知るためなら手段を選ばなさそうだよ。
カンナはスーイの不自然な動きを見た段階で知っていたんだよ。それをラキたま達に伝えて、知識欲という弱みを使ってうまく誘導したに違いないんだ。流石にラキたま達とは違って頭のいいカンナだからやり方がうまいね。もうスーイの汗の匂いがムンムンにこびりついてしまっていて、パンツに書かれた「カンナ」という名前も滲むほどに使い込まれているけど、それでも取り返さないといけないんだ。スーイにとっては辛いことだけど、パンツを取り返すことで、カンナのみならず、スーイの気持ちも綺麗さっぱりスッキリできる。ずっと後回しして心のシコリができてしまう前に解決して欲しいね。
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