にっき

かみさまみならい ヒミツのここたま 第76話「みんな大好き!ここったま!!」の感想

持ち上げられるビビット

第76話では、のぞみちゃんが自分の気持ちを正直に話して、近いうちに行われるアマゾアナの探検調査は流れ、お父さんと一緒に暮らせることになったものの、その代わりにアメリカに引っ越すことになって、こころちゃんやラキたま達とお別れパーティをしたお話だったね。

パリーヌとニコリの感動のハグ

ラキたま達の中でニコリとの確固たる信頼があるパリーヌ。今回の話でお別れするのかと思うと、ニコリがパリーヌに想いを寄せてから今までのことが、走馬灯のようにオレの頭の中で駆け巡ってくるよ。

ニコリを将来を第一に考えて、個性溢れたラキたま達があやす前に止めに入ろうとしてくれた。ニコリのために、パリーヌはかくれたまに篭って全てを背負って落ち込んでくれた。全て自分自身のためにやってくれたことを察したニコリが、魔法を使って出した癒しのゆりかごで、パリーヌが悪くないことを説得するかのごとく心を癒してくれた。クリスマスプレゼントでは、ニコリ自身が奇跡を起こすようにパリーヌが用意したプレゼントを選び、絵本で優しい気持ちにさせてくれた。全ての物語がニコリとのハグでパリーヌが流した涙にぎっしり詰め込まれているんだよ。

その時の寂しい気持ちを吹っ切るように、ミシルが生マシュマロの雪崩を起こした時のパリーヌとニコリが最後まで笑顔で食べようという想いが伝わってくる表情がさらに心の奥底を刺激するね。離れ離れになっても、パリーヌとニコリの心の中では互いに想いあってくれることを信じるよ。

思い込みから全てが始まった

こころちゃんは誰でも思いつきそうな提案をのぞみちゃんに伝えただけに過ぎないんだよ。でも心が大人になったのぞみちゃんは、今になってあえて自分の気持ちを伝えようとしなかった。お父さんは大人になったのぞみちゃんを見ながらも、何も言わない様子を不安に思いながら見守っていた。

ビビットが禁断魔法に手を出すきっかけとなった、のぞみちゃんとの考えのすれ違いと似てる部分があるよね。ビビットとのぞみちゃんのように、考えのすれ違いや互いの思い込みが招いたトラブル。のぞみちゃんが普段から抱えているモヤモヤをお父さんに伝えてさえいれば、禁断魔法を使うこともなかったし、その代償によるハッピースターの消滅もなかった。今となっては遅いけどね。

でも今までのハッピースターがなくなったことで、もう少し集めれば一人前になれるという希望も無くなったし、今度こそ無茶はしないよね。アマゾアナの探検調査も先送りになったし、無茶をする理由も無くなった。もうビビットとはお別れだけど、しばらくの間は休んでほしいね。お疲れ様でした、ビビット。

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