ジュエルペット マジカルチェンジ 第37話「恋のジュエルフラッシュ」の感想
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12月12日のジュエルペット マジカルチェンジは、ラリマーの日頃の頑張りを見て感銘したローラが、CDデビューとCD発売記念コンサートをジュエル武道館でさせてもらえるという、一足早いクリスマスプレゼントを送ってくれたお話。そして、いつものように今回もルビーがラブラに追われる話の2本立てだったね。
恋のジュエルフラッシュ
突如訪れたCDデビューとジュエル武道館での大きなコンサート。同じジュエルペットとして全員喜ぶと思いきや、ラブラだけは若干の不満顔。さすがはラリマーのアイドル活動を散々邪魔してきた張本人。
いくら福王子家秘伝のカレーが食べられないからといって、ラリマーのアイドル活動のマネージメントを勝手にやっていいというわけじゃないぞ。とはいえ、ガーネットに頼んだのかもしれないけど、コンサートで着る衣装のデザインを考えたり、レコーディンススタジオも用意したりと、赤ちゃんとは思えぬ手際の良さ。赤ちゃんであることが勿体ない。機会があればラリマーからの推薦でアイドルになってもらいたいよね。
そんなカレーで文句を言っていたのは上辺で、頭の中ではラリマーをマントルアイドルと罵ることができなくなったために、自身がアイドルになることを諦め、悪あがきとしてラブラの納得のいくようなアイドルとしてラリマーを育てようという企みがあるんだね。ラリマーの意向を無視してカレーがいいと言っていたルビーは論外。最後の笑顔から察するに冗談なんだろうけど、内心では半分本気だったと思う。花より団子だから仕方ない。
そんなグダグダなラブラやルビー達だけど、内心ではアイドル活動に励むラリマーを支えたいという気持ちはあるよね。そうやくんと初めて会った時はルビー達のおかげで散々な別れ方だったけど、今回はその借りを返すかのように、ルナやルビー、そして普段は意地悪なラリマーのしっぽも協力して引き合わせてくれたよね。
ラブラはそうやくんと会うことに消極的だったけど、それはラリマーを悲しませないための安全な策だったんだ。責めないであげてね。ラブラがラリマーのためと思って、ルビーのスキャンダル画像をアップしたことで、ルビーのアイドルとしての生命を絶たれたことも忘れちゃいけない。とはいえ、オレとしてはあの画像に対して絶句するコメントの多さに驚きを隠せないよ。何でもしてしまうルビーだからこそ、男の子をお手玉のようにしてしまう画像が上がったところで動じてしまうようでは、ラブラのセリフを借りて、まさに”生ぬるい”よね。
せっかくみんなの協力で引き合わせることができたというのに、そうやくんからきつい一言。でもそれは悪意はないよね。そうやくんは観覧車でラリマーがアイドルとして何億というファンを抱えていると必死に訴えていたのを頭に焼き付けていたのだと思う。一ファンであるそうやくんが、いくらラリマー側から告白されたとしても、それを受け入れることで崩すきっかけとなる爆弾を抱えるようになれば、安心して活動に励めなくなると考えたんだね。ラリマーもそうやくんの配慮を察して笑顔で見送ることができた。
アイドルを目指すラリマーとしては辛い別れとなってしまったけど、はっきりと別れたことで、そうやくんの気持ちを遠ざけつつも、今回の記念コンサートでそうやくんと送った楽しく辛い経験を糧にして、今まで登場したハンコさん達を含む、来てくれたファンのみんなに振る舞うことができたんだね。それにしても、ハンコさんはよく遠くからラリマーのコンサートの情報を聞きつけてきたね。遠くからでも調べて飛び込んでくるぐらいにラリマーが愛されているという証拠でもあるよね。
愛されているラリマーだったけど、最後はしっぽさんが全部持っていってしまったか。こう言っては失礼だけど、ラリマーと違って、喋りのキレのインパクトが段違い。内心では間違いなく嫉妬しているだろうけど、これをきっかけに、ラリマーとしっぽさんの共演コントなんかも観てみたいよね。ラリマーが攻められる役で、しっぽさんが攻める役。期待しちゃうぞ。
ジュエルペット ただいま逃亡中
今回は北海道での逃亡。さっきはラブラが勝手にアイドル生命を絶ってしまったから、恩返しとしてルビーにライブハウスのステージに立って活躍するチャンスを与えてくれたんだね。その誘いから調子に乗ってしまい、とうとうルビーは捕らえれてしまったか。でも、一瞬だけでもステージの上で一人だけで活躍できたんだからいいじゃない。おめでとう。
さよならの予感を感じさせない次回予告
次回はクリスマスの話らしい。クリスマスツリーのオーナメントの飾り付けで楽しそうなルビー達とは別に、ジュエル城が傾くシーン。いつかのジュエル城が崩れてしまうルビーの夢が再現されないことを祈ろう。そして、ルビーの「いつまでも、あいり達とダラダラできますように」というセリフが涙をそそるね。
ソーヤくんの再登場も、まさかの報われない展開にはやはり驚きましたし、悲しかったです。 しっぽや、いままでのゲスト陣の再登場は嬉しかったですが。 でも、恐らく心がボロボロだったろうに、ちゃんと全力でアイドルしてたラリマー、それを支えるあいりたちには僕も勇気づけられました。 最後のみんなでステージに立って歌ったシーンからは、改めて恋人も宝だけれど、一緒に嬉しさ悲しさを分かち合ってくれる同性の友達もまた宝なんだと思わされました。 この回は、悲しさが感動を生んだと思います。
サイに食われているルビーに何もツッコミも入れずに応援してくれている、心のおおらかなラリマーのファン達にも優しさを感じましたね。ファンならラリマーの友達がステージに上がって盛り上がったとしても大歓迎。素敵ですね。
ラリマーの3クールにわたる努力と友情と愛の集大成となったジュエル武道館のライブにくぎつけ、オチもばっちり決まっていて良かったです。
そして、ラリマーのちょっぴり下手な歌もアイドルらしい良い味を出していました。
最後のオチは歌唱力も含めて、まだまだ修行の余地がある(伸び代がある)って言う教訓メッセージなのかもしれませんね。
最後のオチを意識したのか、歌があまり上手に聞こえないように、エフェクターが以前より弱めになっているような気がしましたが、
同じことを感じた人はいるのでしょうか?(演出的にはまあ成功ですけどw)
ジュエル武道館で盛大なコンサートができたのはよかったですが、そうやくんと別れた直後で伸びしろがある状態であることを考えると、まだまだこれからですよね。最後にしっぽさんが全部持っていってしまいましたから、しっぽさんが薄れるほどの力を身につけてほしいです。
エフェクターについては全く知りませんでしたwアニメでは最後を飾るのですし、そういうことはしないほうがよかった気がします。
実際の武道館の話ですが、アーティストが武道館でライブを行う時は、決まって引退するみたいなジンクスを聞いたことがあります。ジュエル武道館での話とはいえ、このライブを終えて数話でマジカルチェンジが終わってしまうのですから、そのジンクス通りになってしまうようで悲しいです。