かみさまみならい ヒミツのここたま 第17話「こころのひみつ」の感想
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第17話では、8人ものここたま達を学校に連れて、こころちゃんが秘密を隠し通そうと四苦八苦していたお話だったね。以前の話でもラキたまたちを学校に連れてきたことがあったけど、今回は人数が倍以上になったことで、こころちゃん達ではどうしようもできない事態。ここたま達のモラルを問う回だよ。
おシャキさえも感情をコントロールできなかった学校という世界
骨格の模型が卵でお手玉。カラフルな髪が生える音楽家の肖像画たち。ギャグを響かせる放送室。ラキたま達はまた新たな七不思議を作っていくんだ。ラキたま達全員に共通して、反射神経は良いみたいだよ。みんなに見られそうになっても、瞬間的に卵に入る器用さ。サリーヌとパリーヌに至っては、汚れてしまった覚醒時の動きが速すぎて、ただ食器が動いているようにしか見えない。まさにラップ現象。
サリーヌ達以外であっても、たまごが動いている様子が見られるだけ。こころちゃんが通う学校ではそのうち「たまご学校」と呼ばれるようになるかもしれない。校内で歩いている最中にたまごをもし見かけてしまったら、今度のテストで最悪な点数になるかもしれない。歩いている最中に転んでしまうかもしれない。そんな恐怖のたまごの噂で、唯一の安地として話されるのは家庭科室。家庭科室は調理器具が備えられていて、たまごにとっては天敵となる教室。もしたまごを見つけてしまったら、家庭科室へ行けば、たまごの不幸はなくなる。ラキたま達からは想像もつかない噂が広がっていくんだ。それが噂な怖さ。ラキたま達が校内をうろつけばうろつくほど、学校の恐怖の噂がどんどん広がっていくことを知ってほしいよ。
追い詰められないとラキたま達には伝わらない
おばあちゃんの言葉が背中を押してくれて、みんなとの信頼が成し得た結果。追い詰めに追い詰められて、知られなくないという濃厚な重みのある気持ちをみんなが受け止めてくれたみたいだね。
こころちゃんは悪くないよ。ラキたま達がふざけすぎたんだ。好奇心、探究心を揺さぶられるのはよくわかるけど、他の人に見られたら、元の色鉛筆やピアノに戻ってしまうからね。ラキたま達はそのことをよく分かっているのに、縦横無尽に歩き回ってしまう無計画さ。でも今回のこころちゃんが追い詰められたことをきっかけとして、今後は無茶はしないと信じよう。
人もここたま達も同じ。やっぱり誰しも追い詰められないと、自分がどんなに危ないことをしていたかなんて分からないんだよ。ましてや、ラキたま達に至っては、まだ生まれて半年程度だろうしね。よく考えると、一人前ここたまならまだしも、まだ見習いという立場にも関わらず、誰かに見られた時の罰が厳しいよね。生まれた瞬間から誰にも見られてはならなくて、一人前ここたまになるためにハッピースターを集めないといけない。大変な道のりだよね。ラキたま達もこころちゃんも頑張ってね。
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