ここ数日は寒い中でも盛り上がっていたコミックマーケット。しかも今年の夏コミから引き続いて4日間開催。今回はサークルでの参加は落選してしまったし、今回は一般で参加することにしたんだ。色々な人に揉まれながらね。
オレはかれこれ何度も一般参加やサークル参加をしてきたわけだけど、大きなトラブルもなく本を買ったり渡したりできていたんだ。でも大きなトラブルが起きる一歩手前になることは幾度とあるよ。真夏のコミケの一般参加列に並んでいる最中、ミネラルウォーターなどの水分が無くなってしまい、これから取れる水分がなくなってしまった時。そして並んでいる最中にトイレに行きたくなった時。前者はまだしも後者は運次第で遭遇しうるから恐ろしいよね。どうせ我慢して体を壊したり、パンツの中でやっちゃうくらいなら、その場でこっそりやっちゃった方がいいという人もいるけど、そんなことしたらTwitterとかで格好の的になってしまうよ。悪い意味でね。
そして今回の冬コミ。もとい2010年代最後のコミケ。大きなトラブルではないけれども、今までにない感情を動かされるトラブルに遭遇したんだ。入場前に待機列の並んでいた時のことだよ。列がしばらく動く見込みがないからか、みんな座りだしたんだ。オレがいた周囲はコンクリートだらけで、夏はとっても暑い岩だし、冬は氷のように冷たそう。でもコミケ会場という場にいるからか、高いテンションを保っていたために、コンクリートなんかなんのそのというような気持ちだったんだ。まるで温まった体でとっても冷たい風呂の中に入るように、一気にコンクリートに正座したよ。
すると、あまりに冷たすぎて、まるでオレが冷たいコンクリートと一体になってしまうかのような錯覚を受けたんだ。冷たい、冷たすぎる。このままだとコンクリートと密着している部位からコンクリートになってしまう気がする。このままだとオレ自身がコンクリートに。でもそれもいいかもしれない。この不景気なご時世、誰かに叱られてストレスをためたりすることが多いよね。でもコンクリートになってしまえばそのことから解放される。コンクリートになってしまえば、大きな津波が来て溺れたりすることなく生き続けることができる。コンクリートから熱を奪われている間、それを考え続けていたんだ。
でもすぐ我に返ってコンクリートから体を離したんだ。だめだ、そんなことじゃ。コンクリートなってしまったら一生ジュエルペットのみんなに会えないかもしれないし、カッシーくん達のこれからのストーリーも描けない。オレだってやりたいことが沢山あるんだ。コンクリートを志望にはあまりに早すぎた。でも考えてみれば、まだコンクリートになってはいけない!そういうことをコンクリート自身がオレのおしりを通して教えてくれたのかもしれない。コンクリートは最高の恩師。待機列に並ぶ周りの人たちは、ただ道の装飾や建築技術のひとつとしかみないコンクリートだけど、唯一オレだけはコンクリートの叫びを読み取った。ありがとうコンクリート。この場のコンクリートを糧にして、人生を前に前に進んでいくよ。
※これは「VIPでテキストサイトやろうぜ」の企画記事です。ウソかホントなのかはヒミツ
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