かみさまみならい ヒミツのここたま 第83話「ようこそ!ここトレハウス」「パリーヌのやさしいひととき」の感想
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第83話では、ひかりちゃんがライチの仮契約を手助けするために、ラキたま以外におシャキやダシマキにバンのすけを誘って、ここトレハウスに招待したお話と、趣味のないパリーヌにおシャキが読書の楽しみを伝えて、見事にハマったパリーヌが恩返しをしたお話の2本立てだったね。
続けるという努力を知ったダシマキ達
バンのすけとダシマキは一つの考えに執着しすぎていたんだよ。ここトレハウスはここトレハウス上に用意されたトレーニングのメニューを全て綺麗に突破してなんぼ。突破できたらより早く突破することを目指してなんぼ。それしか考えられなかったバンのすけ達はライチを見て当たり前のように落胆してしまったわけだけど、ライチの本質はそこじゃないんだよ。トレーニングを突破できなくとも、結果としてひどい目にあいながらも、とにかく何度でも諦めずに続ける努力。ラキたまとメロリーが初めてここトレハウスに訪れた時も、ラキたま達が来た事に気付かずにぐっすり眠っていたことがあったよね。それが今回のお話に繋がっていたんだ。
ここトレハウスは用意されたトレーニングをただ綺麗に突破するだけじゃない。どんなに疲れても、どんなに酷い目に合いながらも、何度も諦めずに続ける力が養え、綺麗に輝く汗を存分に流すことができる。それがここトレハウスの存在意義の一つでもあったんだよ。ライチは色々と不器用でも、ここトレハウスのおかげで継続力を養えていたんだね。バンのすけ達はライチの些細な長所を発見した事で一人前の神様への第一歩を歩んだんだ。
サリーヌに頼ってばかりの人生のお供に本を
パリーヌの趣味を楽しめないという悩み。きっと双子だからこその部分もあると思うんだ。サリーヌと違ってパリーヌは何もかもが消極的。何か困ったことがあれば、すぐそばにいるサリーヌに頼りっきりでくよくよする。サリーヌを通して何かを知ることが多いだろうし、自分から進んで本やテレビを見ることもなかった。
でもおシャキが本の魅力を教えた事で、パリーヌの世界がさらに広がったんだよ。これで良い意味でサリーヌに頼りっきりの日々から少しずつ離れていくかもしれない。パリーヌだけの力でおシャキの読書の邪魔を全力で防ぐことができたのはその第一歩だよ。いつもだったらサリーヌも一緒でないと行動できないのに。
おシャキに対するパリーヌの枠な計らいも、以前からパリーヌの心の中では細やかな計らいや気遣いがいつも駆け巡っていたのだと思う。でもパリーヌが趣味を見つけたおかげで、実際に行動に移すことができたんだ。想像力に優れるパリーヌは、いずれ読む側から書く側に回って、自分自身の気持ちを表現するようになるのかもしれない。パリーヌが少しずつ成長していく。オレはパリーヌの成長を見守るのが楽しみになって来たよ。
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