6月5日はいちごの里に行って、かなり遅めのいちご狩りに行ってきたよ。一ヶ月前にもいちご狩りに行ったけど、今回はスカイベリーという珍しい品種。以前はとちおとめだったから、いちごの味の違いに注目したいよね。
晴天で風もないいちご狩り日和
この日は晴天だし、風もないし、まさにいちご狩り日和。いちごの里へは自転車を使うんだけど、行く手を阻む風がないどころか、若干ながらの追い風のおかげで、風を味方につけつつたどり着くことができたよ。
向かう途中で唯一残念に思ったことがあったんだ。県道173号線沿いを走っている最中、ネコが交通事故で無残な姿になっている様子を2度も目撃してしまったんだよ。周りは田んぼで見通しがよくて、車で飛ばしやすいから、ネコが飛び出してきても止まれないんだろうね。
5月に来た時は月曜日だったけど、今日も同じく月曜日だけど、明らかに空いているよね。閑散とする6月で、いちご狩り自体も終息に向かう時期。考えてみたら納得だよね。
いちご狩りの受付までのバスやトラクターで時間つぶし
いちご狩りの受付が始まるまでに時間の余裕があるから、以前行った時に見逃しがちだったところを改めて見てみたよ。
いちごの里のお土産やいちご狩りの受付できる場所となっているベリーベリーマルシェの向かい側には、こんな写真に写っているバスが佇んでいるよ。このバスの右側にある白い建物は、アイスが食べられる『ジェラートハウス「CAMPO」』があるよ。そこにはいちご狩りが終わってから寄ってみよう。
このバスは実際には走らないと思うけど、運転席やタコメーターまであるし、まるで本物のバスのようだよ。きっと故障してしまった路線バスを改造してここに置いているのかもしれないね。故障してしまっても解体されずにセカンドライフを歩むことができたこのバスは幸せなのかもしれない。そう考えるとちょっと目がうるんできた。
セカンドライフを歩んでいるバスにプレーズを乗せてもらったよ。内装は今時のバスでは見られない全て対面式の座席。このレトロ感の漂うバスに乗って、ビニールハウスや畑が見える窓を眺めるプレーズ。
何で動かないのだろうと不思議に思っているだろうね。今こそプレーズのジュエルペットらしい魔法でバスを動かして欲しいところだけど、修行中の身の魔法ほど危険なものはないよ。プレーズに提案するのはやめよう。
バスからは離れて、次に目を向けたのはトラクター。以前に撮ったトラクターとプレーズの写真はベリーベリーマルシェ前だったけど、今回はアンジェ・フレーゼ前にある何台かあるうちの青いトラクター。全て数えたわけではないけど、10台近くは置かれているから、トラクターマニアはついつい気になってしまうはずだよ。
残念だけど、さっきのバスと違って、あまりお手入れがされていないみたい。トラクターの天井が何か破れていたり、車体の一部がサビついていたり、ちょっと痛々しい。それと同時にバス以上に寂しさがこみ上げるよ。
椅子の方はなぜか綺麗。手前にあるギアレバーのようなものが自動車学校に通ってマニュアル車を操っていた頃を思い出させるよ。「ああ、こんな風にシフトチェンジしていたんだ。」と、何度も動かしながら思いふけるオレ。気が落ち着くまでガシャコンガシャコンしたところでやめておこう。
熟してるいちごが多めのスカイベリー狩り
時は10時半過ぎ。今回も10時半から10時55分までの間にお金を払って整理券を受け取る必要があるよ。もう6月で申し込む人が少ないからか、以前の受付コーナーではなく、ベリーベリーマルシェ内に用意された受付コーナーで済ませることになるよ。
受付の場所はいつもと違っても、集合場所は変わらないから気をつけないとね。集合場所近くに椅子があったけど、そこで座って待っているのももったいないよね。近くに栃木のいちごについて詳しく書かれた看板が掛かっていたから、少し読んでみようよ。
以前食べたのはとちおとめという品種のいちご。今回食べるスカイベリーは、とちおとめと比べて大きい上に、酸味が控えめになった分、甘さに磨きがかかっているみたいだよ。一刻も早く口の中に入れないとね。
いちごの里ではとちおとめとスカイベリーととちひめがいちご狩りとして味わえるけど、今年はとちひめだけ開催中止。とちひめは果肉が柔らかくてデリケートな上に、スカイベリーよりも貴重みたいだよ。とちひめをいずれいちご狩りで食べたいと思うかは、今回のスカイベリーのいちごを食べて、とちおとめとの違いをしっかり感じられるかどうかに掛かってる気がするんだ。オレの舌のスペックがいかほどなのか、今こそ明らかに。
お土産コーナーにも足を運んでみると、まるでお客さんの出入りを見守るかのように、所々で佇むヒツジやウサギのぬいぐるみの姿があったよ。
隣の栃木県小山市のご当地キャラ「おやまくま」が映るメープルシロップも気になるけど、オレは手前のヒツジ達に目を奪われてしまったよ。このままずっと守護神として沢山のお客さん達を見守っていて欲しいよね。
以前と同じように、11時からスタッフの人が説明した後に、いちご狩りを予約している人達を連れて、スカイベリーのハウスへ誘導してもらったよ。
以前お世話になったとちおとめのハウスは奥行きが100メートルあったけど、今回のスカイベリーのハウスは半分程度。そのかわり、2つのハウスのどちらかに入ることができるから、人が分散されて実質的な広さは同じだと思うよ。多分だけど、2つのハウスの行き来はできなさそうだね。
6月前半で夏本番ではないけど、ハウス内だけあってそこそこ暑いよ。参加している他の人も暑いことをボソっとささやいていたね。
肝心のいちごはどうなのかというと、やっぱり6月だからか、見た目が良さそうなものは気持ち的に少なめな印象だったよ。大きいいちご自体は沢山あったけど、熟しすぎたために、時間とともにいちご自体が重力に負けて部分的に潰れていたり、先に虫達が食べていたり、変な色になってしまっていたりと、食べられる状態のいちごは限られていたね。
少し覚悟をして、大きいけど熟しすぎて色が怪しいようないちごをいくつか食べたけど、まさにスカイベリーの特徴を表しているかのように酸味のない純粋な甘さが口の中に広がったよ。だけど、いくつかは味が変ないちごが混じっていて、まさにロシアンルーレット。でもギャンブルをした価値はあったと思う。
なんだかんだで美味しかったスカイベリー狩りだけど、今度来る時はせめてゴールデンウィーク明けの5月にしよう。6月はさすがに時期としては遅すぎたね。ありがとうスカイベリー。ありがとういちごの里のスタッフさん。
ジェラートハウスで早めのおやつ
まだ書いていなかったね。いちご狩りの終わりの時期だからか、スタッフの人からヘタを入れるカップと一緒に、いちごを持ち帰ることができる透明のパックももらったよ。ハウス内で1kgまでパックに入れてお持ち帰りできるんだって。今回が初の試みらしい。
ハウスに入る前にスタッフさんが説明してくれたことで、さっきもそれに近いことを書いたけど、この時期は熟しているいちごが多めなんだ。欲張ってパックに沢山積んでしまうと、一番下のいちごが重さに負けて痛んだり、潰れて大変なことになるよ。だから、欲張らずに2段以上にしないか、持ち帰らないことを考えた方が良さそうだね。
今回は自転車で来たことで持ち帰ることが厳しいから、いちご狩りの最中にパックに入れたいちごはいちごの里の園内で食べることにしたよ。せっかくだし、さっきお世話になったバスの隣にある『ジェラートハウス「CAMPO」』でアイスを食べながら、スカイベリーを食べてみようよ。
アイスは色々な種類があるけど、オレはとちおとめのシャーベットのアイスと、チョコチップやピーナッツが入ったバニラアイス(ちゃんとした名称があるけど忘れた)をコーンに乗せてもらったよ。ガッツリと乗せてくれたから、早めに食べないとアイスが落ちそう。急いで食べることばかり考えていたから、残念ながらプレーズに見せる余裕はなかったんだ。ごめんなさい。
久々のアイスで、どっちも美味しく食べられたよ。あえてどっちが美味しいかと聞かれたら、オレはとちおとめのシャーベットだね。口に入れると、さっぱりとしたとちおとめの味が広がるおかげで、ついつい何度も口の中に運んでしまうね。ごちそうさまでした。
アイスを食べ終えた後に、パックに入ったスカイベリーを食べようとした瞬間に思ったことがあったんだ。甘いアイスを食べた後にスカイベリーを食べても甘みは大して感じないんじゃないかって。どちらとも一緒に食べるべきじゃないけど、持ち帰ろうとしても、傷んでしまって難しい。悩ましい選択だよね。
でもスカイベリーを食べた瞬間にその考えは打ち砕かれたんだ。とちおとめのシャーベットやチョコチップのアイスを食べた後にスカイベリーを食べても、オレの頭では依然として甘さを認識できているんだよ。言い方は悪いけど、アイスは加工された甘さ。オリジナルでなおかつ甘さに磨きがかかっているスカイベリーなら、加工されたものに負けないのだと。最後の最後で良い発見だった。
改めてありがとう「いちごの里」。今度行く機会があるとしたら、ブルーベリー狩りか、もしくはさくらんぼ狩りだね。さくらんぼ狩りは、いちご狩りやブルーベリー狩りと違って、枠が限られているみたいだから、もし行きたいという人がいたら早めの予約した方がいいよ。
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