オレのサイトはWordPressというCMSというかブログサイトを構築するツールを利用しているからか、「ブログは更新が楽にできるし手抜き!ブログを利用していないサイトの方が愛がこもってる!」と、なかなか見逃せない主張を見る事があったりするんです。
これなんだけど、同人関係では特に思われる事らしい。やっぱり更新が手軽で、最近では特に携帯のウェブブラウザ上やメールを送ったりして更新も出来るから、使っている人も多いです。
オレがWordPressを中途半端に使っていた時期は、ブログを利用していないサイトの方が愛がこもってると本当に思っていて、それに異常に拘っていたこともあった。
何で同人サイトでは特に嫌われるかって?
実際によく言われるところとか、考えられそうなところをピックアップ。
カテゴリー分けを行わずに作品と日記がゴチャゴチャ
同人サイトの場合だと、人によって使い方はまちまちだけど、ブログをコミケの当落の告知等のお知らせや日記、創作物等の作品や情報を一緒にまとめて管理するなら、見てくれる人のために、それぞれの情報がゴチャゴチャになってしまわないために、各記事にカテゴリーを設定して分けて公開するという配慮が必要。もしもカテゴリーの設定がされていないと、たどり着きたい目的の作品や当落情報の記事にたどり着けずに四苦八苦することになっちゃう。これは多分嫌われる原因の一つ。
似たような感じのデザインばかり
ブログと言われるサイトって、デザインというかテンプレートが似たり寄ったり。大抵は一番上のヘッダー部にタイトルとなるイラストや文字が書かれていたり、左に最新の記事の一覧や新着コメント等が表示されているサイドバーがあって、右側に最新の10件記事が表示されるという骨組み。こういう骨組み部分はどれも一緒で、素材として使われているイラストが差し替えてあるだけの大量のテンプレートを好みで選んでブログサイトをすぐに立ち上げられる。この辺のシステムが量産型サイトで手抜きと思われがち。これも嫌われる原因の一つ。
更新が楽にできすぎる
ブログサイトというのはとにかく更新が楽にできる。携帯のウェブブラウザ上から文章を書いて更新する事もできるし、メールを指定されたメールアドレスに送って更新も出来るし、今オレが使っているWordPressなんかでは、i0S上で動くWordPressの公式管理アプリがあったりして色々と便利。このアプリを使って写真を貼付けたりして更新も思いのほか。だけど、この手軽にできる更新が、返って楽にできるから手抜きと思われるのかも。これも考えられる原因の一つ。
一番下以外の問題以外はなんとかなる
一番下は除いて、カテゴリー分けくらいは数十秒あればできるから対処できるけど、デザインはなかなか難儀。HTMLやCSSの知識が必要になるし、特にブログサービスで提供されているテンプレートを弄るのは限界があると思う。
でも最低限、一番上のカテゴリー分けさえなんとかなっていれば分かりやすいし、そもそも分けられていなければブログを管理する側も大変になるし、完全に自爆。
ブログサイトでも本気を出すとどっちも手間は変わらず
ブログサイトだって、サイトの構造やデザインを思い通りのものにしようと思ったら、ブログを利用しないサイト並の手間かそれ以上の時間が掛かる。
ブログでもそれ以外のサイトでも、拘って頑張った感じのサイトにしようとしたら、どちらも同じくらいの時間が必要になるし、特にブログの場合はブログサービスを使わずに、WordPressをサーバーに入れて、テーマを殆ど自力で作るなんていうことをすれば、それこそブログを使わないサイトよりもかなり手間がかかる。
だけど、ブログを使わないサイトよりも手間を掛けた分は、ブログの管理や作品の投稿が楽になる機能(携帯やスマートフォン等を使って楽に更新したり、画像を自動で縮小してくれたりするブログ側の機能)で手間が無くなるから、苦労した分は後で返ってきて万々歳。
携帯端末の一括支払いと分割支払いみたいな感じ?
ここでのブログとブログじゃないサイトの作る手間や更新の手間って、多分スマートフォンの端末料金を一括支払いにするか、分割支払いにするかの違いじゃないかと思ってる。ブログというのはそれなりの手間が掛かってるもの前提の話だけど。
ブログは一度大量に苦労した分だけ後は色々楽ができるけど、ブログではないサイトの場合だと、ブログ特有の部分には手を出さなくていいからブログの方とは違って手間は少ないけど、その分だけ更新の手間が大きい。
おしまい
オレの偏見がかなり混じってるような気もするけど、とにかく、頑張って作ったサイトならブログでも何でも素敵!という話でした。今時TumblrやTwitter等のSNS利用者だらけでサイトが殆どないし、もしサイト運営している人が観ていたら、そう簡単に潰さないで残して欲しいなあ。
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