にっき

かみさまみならい ヒミツのここたま 第60話「かぜをやっつけろ!」「ニコリのピンチ!?走れピンコ!!」の感想

未知の病気に恐怖するパリーヌ

第60話では、ラキたまが生まれて以降初めてのこころちゃんの発熱を見て、ラキたま達にとって未知の病気でありながらも、色々と試行錯誤をしながら熱を引かせようと頑張るお話。ピンコが少しだけ目を離している間にニコリがベビーカーから抜け出して、ピンコの苦労は一切知らずに色々なスリルを味わうお話の2本立てだったね。

熱はパリーヌが想像するほど恐くないぞ

人間にとってはよくある風邪の症状。ここたま達にとっては未知だからこそメロリーたちの想像は面白かったよ。オレはメロリーが普段からモグタンのことをどう思っているか手に取るように分かったね。モグタンの体が重いということは分かるけど、メロリーの背中に笑顔で乗る様子を想像しているのは、メロリーにとってモグタンを無神経な性格だと思っているからかもしれないよ。メロリー自身がそもそも無神経に寄っている性格だと思うのに、そのメロリーでさえもモグタンを無神経だと思っていたとは。オレは闇を垣間見てしまったかもしれない。

そして架空の敵を想像するのが得意なパリーヌ。イガイガというキーワードから、栗の殻のような細菌を想像してみせてくれたよ。症状として喉がイガイガすることをおシャキが話していたから首回りに細菌がまとわりついていたけど、想像する時間がもっと与えられていたら、このイガイガ細菌が口の中にも入ろうとしたり、パンツの中にも入ろうとしたりと、どんどん入り込もうとしてはいけない想像をしていたに違いないよ。早めにメロリーの想像に場面を切り替えてくれたおかげで、パリーヌは精神的にこれ以上追い詰められずに助かったんだね。パリーヌが多少たりとも救われてよかったよ。

ピタゴラスイッチのように運ばれるニコリ

私のせいでニコリが人間に見られてしまう。ピンコが責任感という名の重石を抱えていたからか、普段は見せてくれないピンコのドライビングテクニックが見られただけでなく、そのドライビングテクニックを歓迎するかのように、周りの人たちがわざわざ見えない存在の相手に対して水や岩などの演出に協力してくれたんだ。何らかの力が働いているようにしか見えないよ。

今回もオレは思ったよ。全てはニコリがやったことなのだと。ベビーカーまでの謎のテレポート。ドライビングテクニック披露中の謎の一体感。ピンコが目の前で頑張っている最中なのに全く罪悪感のない笑顔。赤ちゃんだから仕方ないことなのかもしれないけど、ニコリに対しては根拠はないものの、あまり仕方ないとは思えないんだ。最後にピンコ達の心を揺さぶるように”ピ”と言ったり、目線を集めて期待させている最中で”アマ”と言ったり、もはやニコリによってピンコ達の心は思うがまま。まさに見た目は赤ちゃんで頭脳はその辺のここたま達以上。油断するな。

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