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かみさまみならい ヒミツのここたま 第53話「キラリスのおしゃれ教室」「モグモグ、ピーマンツアー!」の感想

キラリスにおしゃれされるパリーヌ

第53話では、キラリスのおしゃれの実験台としてのメロリー達に限界を感じ、新たにビビットやニコリだけでなく、男の子であるレンジをも開拓してしまうお話と、モグタンが目の前で沢山の子供達がピーマンを残すところを目の当たりにしたために、珍しくモグタンがピーマン嫌いを克服してもらうために本気を出すお話の二本立てだったね。

最高にオシャレなレンジ

どうやらメロリーとおシャキはキラリスのおしゃれに嫌というほど付き合わされているらしいよ。サリーヌとミシルもいるのに全く触れられないことから、実はおしゃれをさせたい対象ではないのかもしれない。仕方ないよ。どちらもキラリスのおしゃれを担うには癖が強すぎるんだ。だけど、どんな相手でもしっかりしたおしゃれをすれば、自分自身をより引き出すことができるものだよね。おしゃれをする相手を選んでしまう以上はまだまだおしゃれも見習いの実力ということだよ。

現状の実力の限界を感じたからこそ、ビビット達にも手を広げたのは賢明だし、実力の第一歩前進だよね。だけど、おしゃれに無頓着なビビットに”重い”というセリフをぼやかせてしまったのは痛手だったよ。おしゃれを優先させすぎたがゆえの本末転倒な過ち。キラリスには強く突き刺さったはず。飾りで盛ればいいというものじゃないんだ。いつかそれに気づいてくれることを願うよ。

少なくとも、最後に男の子であるレンジを限界まで盛り付けてしまっていた様子を見ると、本当のおしゃれに気づくのはまだまだ先な気がするよ。レンジは特異な可愛さがあるから気持ちはわかるけどね。でも、レンジが引き金となって、同じ男の子であるラキたまやゲラチョにも手を出してしまわないかが不安だよ。でもパリーヌがおしゃれをする様子ははっきり言って気になるよ。キラリスが怪しいおしゃれに向かってしまうか、それともラキたま達の女の子姿を素直に求めるか。善人になるか悪人になるかがここで別れるね。

美味しく食べる周りの幸せな表情に負ける宮本くん

モグタンを本気にさせたみんなのピーマン嫌い。オレも含めて、モグタンに教えられた気がするよ。嫌いと決めつけたものを、そのままにしておくことは損なのだということを。宮本くんはずっと前に食べた記憶のまま今まで育ってきたんだ。ピーマンの味を再確認する機会をモグタンが与えてくれたおかげで、一人のピーマン嫌いを救うことができたね。例え嫌いだと思っていても、改めて味を再確認して記憶を塗り替えるという勇気。それはとっても大事なことなんだね。

食べ物にうるさいモグタンだからこそ、滅多に見せない本気を見せてくれたものの、他人の分の食べ物を食べたり、いつかのスーパーで食べ物を漁ろうとして危うく丸焼きにされかけたりと、周りの迷惑を全く考えないよね。きっとモグタンがその辺も配慮できるようになった時はもう既に一人前としてのここたまになってるね。

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