にっき

かみさまみならい ヒミツのここたま 第52話「誕生!?ミシル女王様」「こころとラキたま 思い出の日」の感想

季節に乗り遅れることを恐れるパリーヌ

第52話では、ミシルがお嬢様ベッドの魅力に取り憑かれて、ラキたま達にひたすら駄々をこねるだけでなく、ピンコとレンジに無理に作らせてしまうお話と、こころちゃんとラキたまが契約した日にそれぞれが離れ離れになってしまうお話の2本立てだったね。

ミシルのワガママによりピンコはキラキラを徴収できず

オレはレンジの聞き取り間違いで作った木のペットはどうもわざとらしすぎて心の中で引っかかっているんだ。大常連であるマル秘テレポンショッピングではミシルとピンコが商品の使い方やクオリティについて、心をすり減らしながらクレームのドッジボールを繰り広げているのだと思う。その日頃のストレスが生み出したのが今回の可愛いペットだよ。こころちゃんの謎センスのベッドで追い詰められた後に可愛いペットを作ってしまうという追い詰め2段構え。わざわざ不自然なタイミングでピンコ達が来たことから、もはやある程度のシナリオを考えていたのかもしれない。恐ろしい。

でも最後はなんだかんだで豪華なお嬢様ベッドを作ってくれたし、お代を笑って誤魔化そうとするミシルに対して、ピンコは強くしつこくお金をたかろうとしなかった。もしかしたら未だにキラキラは払っていないのかもしれない。それでもピンコは許してくれているんだよ。なんだかんだでテレポンショッピングの常連だからね。商品のクオリティに限らず、接客や常連に対するクオリティもレベルが高い。それがテレポンショッピングなのか。

終始火花が散っていたけど、時々ささやくパリーヌのセリフが癒しだった。「もう秋なんだね。季節の移り変わりが早すぎて、僕ついていけないよ。」そうなんだよ。春が来たと思って、服の整理を少しずつ整理したり、暖かくなって浮かれていると、いつの間にか夏に差し掛かっていて驚くことがただただあるんだ。オレもパリーヌに徐々に近づいていく。恐ろしい。

ラキたまの選択が自分自身を救う

太陽が沈む一刻を争う状況でも、こころちゃんよりも目の前にいた困った男の子を助けることで、ラキたま自身をも助けることになるなんて思わなかったよ。きっと男の子の口から出た本心がラキたまの意思を動かしたんだ。木に引っかかっていた飛行機も男の子に大事に使われて、ラキたまと同じようにここたまが生まれる。将来生まれるであろうここたまを見殺しにするようなことはできないよね。

そしてラキたま自身も未だに気づいていないと思う。ラキたま自身の魔法で飛行機や男の子を救っただけでなく、魔法に秘めたラッキーな力でハッピースターをこころちゃんに気づかせ、自分自身も救ってしまったことを。こころちゃんが気づかずとも、ラキたまが大きく成長したことがはっきりわかった気がするよ。

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